2009年5月24日

需要と供給・自助団体・またもオチなし

お久しぶりです。

以前、インターセックス「のみ」の当事者は当事者同士で交流をする意味がないという趣旨の記事を書いた。これは一種の恥ずかしい障害でありできるならばすぐに治したいと考えている人が多く、他の性的マイノリティのように「ありのままの自分を認めてくれる人」を必要としないからだ。でもインターセックスと言っても幅広く、俺のように注射さえ打ち続ければおそらく健常者とほとんど変わらない人もいれば、染色体レベルでの問題がありある意味治療は難しい(治療しても意味がない)人もいて、そういう人はその自分を認めてくれる人を求めるかもしれない。

ここまでは、これまで書いたとおり。実際、今でもこの認識はほとんど間違いないと思っている。ただ、最近ちょっと考えが変わってきた。放置気味なこのブログだけど、ちょくちょく「性腺機能低下症」や「インターセックス」等のキーワードで訪れる人がいる。そしてたまにメール等で相談してくる人がいる。こんな糞ブログにまで情報を求めてくるってのはやはり情報が圧倒的に足りないからだろう。そもそも自分の状態がこう呼ばれていることもわからないでおろおろしてる人、結構いそう。ただ、それ以外の理由として、「同じような悩みを持つ人と話したい」ってのがやっぱりあるんじゃなかろうかと。当事者同士のコミュニケーションってのもある意味情報だけど同じ扱いにするにはちょっと特殊だ。

うむ。だから、当事者のための情報主体の交流グループみたいなものはあってもいいんじゃないかと。(これいつか言ったような気はするが)。自分の身体について不安で不安で悩んでる人が俺のブログにまで情報を求めにくるようじゃダメだろ。でもそういう自助グループ的なものがあったとしても、これまでの他の性的マイノリティのグループと恐らく決定的に違うのは、ゲイやレズやトランスジェンダーの人たちと交流することはないだろうし、啓蒙的な活動をすることもないだろう。ひっそりと当事者同士でやってくだろうね。基本的にこれはとてもデリケートな問題で、トランスジェンダーで性転換等をやってる人は別としてゲイやレズの人は基本的に健常者だから。


ただ問題は、当事者自体が全員健常者ではなく、精神的にそんなことする余裕がなかったり、そもそも数が少なすぎてやろうとする人いないことだな。そして卑怯なことにこんな記事を書いておきながら俺もあまりやろうとは思わない。情報を求めるだけで精いっぱい、とは聞こえがいいが要は面倒だから。まあそれだけの情報を持っていないことも事実なのだけど。まあ別に誰かが奮起しなくたって2chのスレのようなものがもうちょっとあるだけで少しは変わってくるだろう。。結局のところ自分では絶対やろうとしない卑怯な人間の無いものねだりであった。


あ、胸毛生えてきました。薄いけど。

2009年5月15日

他人に言うということ。ある馬鹿のお話。

治療しだして、3か月ほど経った。

だんだん、他人にも容易に認識される変化が少しづつ表れてきた。たとえば髭。たとえば声。俺が治療をしていることを知ってる奴はクラスにたくさんいる。男は全員知ってるんじゃないかな。でもそれは別に俺が言いふらしたからではない。最初は極数人に話の流れで言っていただけなのだが、その中の何人かが俺が治療をしてる事をしらない人の前で俺の治療について話題にしてきたからだ。別にそれは問題なく、むしろそれを期待してたぐらいだ。今後知っておいてもらうと都合いい状況あるだろうから。ただ、唯一誤算だったのが、「人間って他人の考えてる事は理解できないし、普段は理解しようともしない」ってこと。

率直に言います。

教室で大声で「チン毛生えた?wwwwwww」って言うのやめてくれorz。もうやだ死にたい。穴掘って飛び込んで土かぶりたい。いや、言った奴を非難するつもりはない。何故なら当然人に言う時にこういったことも覚悟しなきゃいけないからだ。嫌なら言わなきゃいい。人が俺の思ったように動くと思ってはいけないし、そのように動かなかったからといってそれはその人のせいではない。でもさ、これはねーよ。勘弁してくれよ。。。

今俺の体におきつつある変化は「俺が治療をしてる」という事実を知らないままの人も気づいてしまう変化だ。時々お世話になってる飲み屋のマスターや常連さんが、俺の変化に気づきだした。俺はこの人たちに俺が治療してる事を言うつもりはない。クラスの奴らに言うのとは違って、言ってもメリットはないから。だから、この人たちには「二次性徴が今頃来たみたいっすねw」とごまかしている。

でも、それで結局なんとかなってるんだよね。だから、最近思うのだけど、友人にこの病気について言ったのは間違いだったかもしれない。ってか言わないのがフツーなんだよね。あまりにもデリケートな部分を含んでいるこの問題を他人にひけらかすなんて到底できない、それが健全な思考。実際、だからこそ性発達障害の人は、誰にも言えず悩んできたし、これからも自分だけで悩み続けるだろう。だからこの話は、どんな形であれ目立ちたいと思って馬鹿をしたある馬鹿の馬鹿な話である。

2009年5月5日

低ゴナドトロピン性性腺機能低下症についてまとめ

今更ですが 、検索で飛んできた人のためにまとめておきます。今まで同じようなこと書いてきたけど一つのまとまった記事があった方がよいと思うので。今後順次訂正、補足していく予定。
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■病名について
低ゴナドトロピン性男子性腺機能低下症(MHH)、下垂体機能低下症、精巣機能低下症、ゴナドトロピン分泌異常症などとも呼ばれます。

■症状
思春期前に発症した場合、二次性徴が発現せず陰茎や精巣が未発達になります。類宦官とよばれる手足の長い体型になるとされていますが個人差があります。思春期以後の発症(脳腫瘍や脳外傷の治療によるものなど)では性欲低下や勃起不全、ひげの減少などが見られます。

■検査
内分泌科もしくは泌尿器科を受診し、視診等を経て血液検査でLH、FSH、テストステロンなど男性の性機能を調節しているホルモンの濃度を測定します。その後、原因部位を特定(視床下部or下垂体)するために2週間程度入院して検査することもあります。

病院は、マイナーな病気のため、大学病院をお勧めします。ただし研修している学生等がいるなど、教育機関でもありますので注意が必要です。

■治療
一般的に視床下部・下垂体のいずれに原因がある場合も、hCG-FSH療法とよばれる注射療法をとります。二種のホルモン製剤(ゴナトロピン,ゴナールエフ)を併用し、それぞれ週に2~3回の注射が必要です。自己注射が可能です。治療により二次性徴の発現、性機能の獲得が望めます。

遺伝子や睾丸に原因がある場合や上記治療の効果が無い場合、挙児の希望が無い場合はテストステロンデポ剤を2~4週間に一度注射します。こちらは自己注射はできません。継続治療をするとネガティブフィードバック作用によ睾丸が萎縮し造精機能を失いますがそれ以外の二次性徴は発現し得ます。

いずれにしても、足りないホルモンを「補充」 してくだけで、根本的な回復を期待するものではありません。ほぼ一生つきあっていかなければいけません。

俺の場合は費用の面から、ゴナトロピンだけを注射しています。これだけでは精子形成には不十分ですが、二次性徴は発現するらしいです。今後結婚し、子供を作ることになった時、ゴナールエフも注射する予定です。その後、テストステロンデポに移行すると思います。


◎最後に
病気かな、と思った場合は恥ずかしがらずに医師の診察を受けて下さい。
悩んでいるだけでは解決しません。

参考というか丸パクリ
【下垂体】性腺機能低下症【視床下部】 

2009年5月1日

生存報告

お久しぶりです。全然忙しくないのに放置してました。twitterやりだして、その時その時思ったことをそのまま吐き出してなんかブログに書くことなくなってました。

身体、ちょっとずつですが変わってきてます。
声が低くなってきた(ただし喉仏はなし)
陰毛生えてきた(ただし性器自体は変わらず)
髭らしきものが見えてきた(触ってもザラザラすらしない。ちょっと色がついただけ)
太った(1年で10キロ増えたこと判明、不摂生な生活によるのも半分かと)

これぐらいっすかねー。注射は順調にやれてます。最近1回やるのに10分きってきた。あ、性欲とか精通とかは全然気配ない。ゴナールエフ注射しなくて、ゴナトロピンだけの注射でも性欲はわいたり精通すると勝手に思ってたのだけど、違うのかな。それとも単にまだまだなだけか。あるいは治療がうまくいってないのか。うーん。

治療うまくいかなくて、精子できなかったらどうしようかな。諦めるかな。子供いなかったらそりゃ寂しいだろうなー、とは思うが養子とかは考えてない。なんか違う。たぶん親もそうなったら諦めるだろう。血筋をそれなりには大事にしてる節があるっぽいのでね。そもそも結婚できるか、というのがあるがそこらへんは考えない方向で。